今年の1月1日より電子帳簿保存法により請求書・領収書・契約書・見積書などの電子取引データの電子保存が義務化となりました。
それに伴い電子データの改ざんのないことを証明する タイムスタンプの付与の必要が生じま した。
タイムスタンプの付与は 販売管理のシステムと連動したものや、 ファイルサーバーと連動したものなど、各種あります。
いずれにしましてもタイムスタンプの付与には料金が発生し 、 タイムスタンプの利用料として1ヶ月の付与数に応じて 月額5000円とか10000円とか固定経費がかかります。
事業を運営していく上でこれからはそれが必要な経費となることでしょう。
しかしながら 当面の間は タイムスタンプを付与する件数も少なく、それなのに一定の固定経費がかかるのが負担だという場合もあるでしょう。
そのような場合に、無料でタイムスタンプを付与する方法があります。
無料だからと言って、タイムスタンプとしての効力がないわけではありません。
北見税務署に電話で問い合わせたところ、法人担当の担当者が無料のタイムスタンプでも問題はありませんと言っていました。
まずは無料のタイムスタンプを使ってみるのもいいかもしれません。
ここでは無料のタイムスタンプの付与の仕方をお教えします。
解説 に従って設定してみてください。
まず最初に Adobe の PDF 閲覧 編集ソフト のアクロバットリーダーをダウンロードしてください。
Adobe Acrobat Reader は以下をクリック
ダウンロードしたら まず ソフトを立ち上げてください。
まずメニューをクリックし 環境設定を開いてください。
署名をクリックし、 タイムスタンプ サーバーを設定の詳細をクリックしてください。
次にタイムスタンプ サーバーをクリックし、 新規をクリックしてください。
次に、名前に 「timestamp」と入力し、サーバーの URL に「 http://ts.ssl.com」 と入力し OK をクリックしてください。
次に スタンプ サーバーをクリックし 名前のtimestampを選択し デフォルトに設定をクリックしOK をクリックしてください。
次に メニューの開くを クリックしてください。
次にタイムスタンプを付与するファイルを選び、開きます。
次に「すべてのツール」を スクロールし、 「さらに表示」をクリックします。
次に「証明書を使用」をクリックします。
「タイムスタンプ」をクリックします。
ファイル名を入れ 保存をクリックします。
すると、 「署名済みであり、すべての署名が有効です。」と表示されます。
場合によっては すぐに表示されないことがありますので しばらくお待ちください。
「署名パネル」をクリックすると 「署名」のところにタイムスタンプが表示されます。
これをクリックします。
「署名は有効です」 「文書は、この署名が適用されてから変更されていません」のように表示されます。
以上で OK です。
さて 設定、運用できましたでしょうか？
タイムスタンプに慣れてみるという意味ではやってみるといいと思いますよ。
今回は、無料でタイムスタンプを付与する方法の解説でした。
尚、本設定の運用において生じる事態につきましての責任は負いませんので、自己責任にて運用して下さい。
よろしくお願い致します。
ありがとうございました。
追記 本記事を投稿してから、Adobe Acrobat Reader がバージョンアップし、ソフトのレイアウトが変わりました。ただ項目は大体同じようなので、本記事を参考にすれば、設定できると思います。また、Adobe Acrobat Reader をダウンロードした時、英語版になることがあるかもしれません。その際は、ダウンロードページを一番下までスクロールし、左下の方に、地域の変更、という項目があるので、それをクリックし、日本、を選んでダウンロードすると、日本語版のAdobe Acrobat Readerを入手できます。よろしくお試し下さい。
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